取扱商材

椅子資材に関連する各部品・工具から梱包材まで
お客さまのニーズに応じた多種多様な商材を取り揃えております。

P スプリング類

商品詳細

現在は、木枠を塞いでウレタン、バネを使用しない椅子も多いですが、高級な座り心地をお望みの場合は選択肢の一つとしてスプリングを使用されます。種類も多種取扱いしています。

<椅子用線径の規格>

8番線(線径4.00㎜) 9番線(線径3.50㎜) 10番線(線径3.20㎜)11番線(線径2.90㎜) 12番線(線径2.60㎜)13番線(線径2.30㎜) 14番線(線径2.00㎜)と番手が上がる程太さは細くなります

<主な椅子スプリングの種類>

①波バネ(Sバネ)

別称は、波バネ・ウェーブスプリング・ジグザグスプリングと言われます。
※椅子座は#8・#9 背は#10・#11が使用される場合が多いです。
1本のバネを設置する場合は、バネ糸等で固定する事をオススメ致します。
全ての長さではありませんが、バネには、左右があります。設置の時、寄れたり、偏る場合があるので、中心を境に右向きと左向きを別ける事をオススメ致します。
上記の画像は同じ向きになっていますが、下記⇓のSバネの組み立ての連結バネは左右対称になっています。

Sバネロール:巻バネになっており、好きな長さにワイヤーカッター等でカットする事が可能です。ただし内側になる程巻きがキツいため、高さが出たり使えない場合もあります。
#8x30m巻 ・#9x30m巻 ・#11x30m巻

長さのカット品:上記の太さの種類が存在し、長さは280㎜から1000㎜まで製作可能です。高さも調整ができ一般的に0~150㎜ 例外的に300㎜まで製作ができます。ただし全てが在庫品ではなく、ロットが掛る場合がありますので詳しくはお問い合わせください。

Sバネの組立(連結バネ):両サイドに止めるワイヤーをエンドワイヤー・中に止めるワイヤーをインナーワイヤーと言い、バラバネでは単体が落ちますが、連結ではバネ全体が連動し全面が落ちやすくなることで力が分散しやすくなる利点があります。

<寸法の取り方>

バネを設置する木枠の外寸と内寸を定める(A前間口・B後間口・C奥行き)奥行きの木巾が特に重要(奥行きの前後木巾中央あたりに取り付ける為)
※黒ワニス仕上げ加工(バネ全体を黒く染めている)これは防錆び及び異音防止の為にされている物です。(弊社ではエンド・インナーワイヤーは染めません)

②落とし込みバネ・コイルスプリング(全てではないですがロット・納期がかかる場合がございます)

コイルスプリングの連結種類
アオリ式連結スプリング・落とし込みスプリング(土手張り式・張り込み式とも言う)・上下枠スプリング(木部に取り付ける枠線無)

<寸法の取り方>

  • アオリ式か、落とし込み式か定める。
  • バネで設置する木枠の外寸と内寸を定める(A前間口・B後間口・C奥行き)
  • スプリングの高さと落とし込み式の場合は深さを定める。(ご要望の深さが出来ない場合もございます)アオリ式の場合は、前アオリ・三方アオリ・四方アオリか枠線は上部のみか上下共か定める。
  • 落とし込みの場合は木枠の内寸内に突起物の寸法がある場合は定める。

③バネリン(奥行き固定5個400㎜位)

弊社では、椅子座ウレタンの中や寝具で使うポケットコイルは取扱いしておりません。ただしバネリンという商材は購入可能です。椅子の座(耐荷重や奥行きが限定されている為、寝具では不可)やポケットコイル、バネリンは似た用途として使われるのですが、特性が若干異なります。ポケットコイルは紙みたいな不織布という素材にバネが一つずつ入っていて列で接着され面状になっています。しかしポケットコイルはバネ事態に連動性はなく(利点でもある)座った位置のみが低くなります。長年使用すると不織布袋の中のバネ事態が転び横や斜めを向いてしまったりバネが袋を突き破り座り心地を損ねる事があります。弊社のバネリンはPE(ポリエチレン)のネットで被せてあり、W方向に連結部分は螺旋バネで上下ジョイントしています。ポケットコイルと違い転びにくく座った時に面全体で落ちやすくなっています。ウレタンに上下又は下にはパームロックをひいて突き抜けを防止する事も可能です。

下記がバネリンの仕上がり参考寸法になります
厚み(H)80㎜&60㎜のみ
奥行きは固定400(5個)

例)Wは4列(280㎜)になります。バネリン5x4になります。

下記はウレタンの中に入れた場合の製作例になります。勿論この上にはウレタンを乗せて蓋をしています。(バネ上はパームロックを取り付けてウレタンを傷をつけない様にしています)


④単バネ

単バネの種類には、鼓(ツツミ)とアサガオと呼ばれる二つが存在します
ツツジの形状は、その名の通り楽器の鼓形状になっています。自立が出来バネ糸で固定されているのがこちらになります。アサガオは下から広がっていき、基本落とし込みバネの連結等に使われています。補修等で使う可能性はありますが一般的に使う事はないと思います。
下の商品は鼓バネになります